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皇室関係の報道を集めて紹介しています。女性宮家に反対、男系男子継承絶対の立場です。

国境も国籍もこだわらない新自由主義と皇室

国境も国籍もこだわらない新自由主義と皇室

 

影武者説についてのいろいろなコメント、ありがとうございます。

教えていただいた馬之助さんのブログとremmikkiさんのブログも見てみました。

https://umanosuke.net/emperors-last-work

http://blog.livedoor.jp/remmikki/archives/5441478.html

写真比較で参照用に紹介された私の過去ブログ

https://www.ootapaper.com/entry/2019/01/04/110237

正直偽物説の真偽はわかりませんでしたが、何が衝撃って、平成最後の一般参賀天皇陛下のお姿に感慨深いと書いて、陛下のなさってきたことを丁寧に伝えている純粋な馬之助さんに対して、女性宮家の陰謀を探りながら「皇統(皇室)の危機が進行中」としめくくるootaさんの冷淡さですね (--;)。

 

偽物説については、今のところ確かなのは「偽物説がある」ということと「秋篠宮家派と東宮派」で国民が2分してしまっていることではないでしょうか。

 

尊敬できない天皇が現れた時、国民はどう反応するか

憲法には「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は主権に存する日本国民の総意に基づく」となっています。

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(発売中なので、全部が書けないのですが)

今週の週刊東洋経済(2019年1月12日号)で、慶応大学教授の片山杜秀氏が

「今後、皇室と国民の関係はどうなりますか」と聞かれ、以下のように答えている。

人間として敬愛される天皇像の追求は理解できる。だが、万一、尊敬できない天皇が現れた時、国民はどう反応するか。或いは国家と結びついた宗教的権威性を否定する皇室に保守層が微妙な反感を持つかもしれない。皇室の存在基盤は決して強固なわけではない。

 

現在の国民が割れている状態、国民からの不信や批判が密かにたまっている状態は「皇室の危機」そのものであるということではないでしょうか。

 

官邸と皇室も対立している

SAPIO 2019年1・2月号 

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ざっくりと官邸と皇室が何で対立しているかについて、こちらも慶応大教授の片山杜秀氏と元外務省の佐藤優氏、お二人の対談から。

 

秋篠宮殿下の大嘗祭の発言は、「国家と宗教を分離する」という戦後民主主義の建前を徹底させたい秋篠宮さまと「天皇の宗教性を守りたい」官邸との対立になっている。

この発言には今上天皇の意見が反映されていると見るのが自然。

 

戦後、GHQは宗教(国家神道)と一体化した天皇が異常なナショナリズムを喚起したと考えた。

天皇制の元に生まれたのが日本型ファシズムで特攻や玉砕の精神に結びつく。

これをGHQは危惧していた。

 

一方の官邸は、明治憲法で定めた一世一元制度を維持したいと考えている。

明治維新天皇を王として担いだのは長州で、山県有朋伊藤博文も、王は(天皇は)ただ何も言わずに担がれていればいい、国民を畏怖させる物言わぬ神としていてくれればいい、あとは自分たちがうまくやると考えていた。

安倍政権を支持する日本会議を結成した小田村寅次郎、小田村四郎兄弟も長州(山口県)にルーツがある。

安倍政権は憲法改正を実現させて、明治国家に戻そう(憲法改正できれば明治国家に戻れると)と思っている。

 

天皇の方は逆に宗教性を廃して、戦後民主主義を体現しようとしている。

昭和天皇は宗教儀式「大喪の礼」によって神の方に近づかれた。今上天皇はそれを避けようとしている。

そのため政権と皇室が対立している。

秋篠宮殿下の発言から、この対立は次の代に継承されるかことが明らかになった。

 

 

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不思議なのですが、安倍さんは新自由主義者

ヒト、モノ、カネが自由に行き来する社会を目指しています。

それは2013年のアメリ証券取引所での演説

「もはや国境や国籍にこだわる時代は過ぎ去りました」や

2016年のこれもアメリカで発言した

「(日本を)世界最速で永住権を取れる国にします」

にも表れているし、

移民受け入れ拡大、何でもかんでも民営化の法案、TPPにも現れています。

 

その安倍さんが天皇だけは戦前の明治の状態に戻したいと思っているというのです。

確かに自民党憲法改正草案には天皇を象徴から元首に変えています。

ここからどんな国家像が見えますか。

私にはさっぱりわかりません。

 

一方の皇室。

「『国家と宗教を分離する』という戦後民主主義の建前を徹底させたい秋篠宮さま」とあります。

これは今上陛下もおそらく皇太子様も同意見で、代表として秋篠宮殿下が発言することになったのだろうと。

大嘗祭という宗教儀式に国費ではなく内廷費でやる、つまり宗教儀式は皇族の私的な行為であることを示したい、安倍政権が目指す戦前の神としての存在にはなりませんという意思表示だったということでしょうか?

 

この対談ではお住い関係の予算が大嘗祭以上にあることはスルーされていました。

この件と合わせて考えると、国民の負担を気にされている発言ではないことがわかってしまいます。

 

もう一度、片山杜秀教授の言葉。

人間として敬愛される天皇像の追求は理解できる。だが、万一、尊敬できない天皇が現れた時、国民はどう反応するか。或いは国家と結びついた宗教的権威性を否定する皇室に保守層が微妙な反感を持つかもしれない。皇室の存在基盤は決して強固なわけではない。

 

宗教的権威性を否定する皇室、このことに反感を持つ前に、そうなると天皇はどういう存在になるのかよくわかりません。

 

今の日本はどういう国家を目指していて、皇室はどういう天皇を理想と考えているのでしょうか。